6年生の学習内容は、大きくは歴史的なものと公民的なものになります。公民的なものをここでは便宜的に二つに分けてみました。
縄文時代から近・現代までを学びます。
ただし、通史ではありません。例示された42人の歴史的人物が時代的状況の中で、どのようによりよい社会を創り出そうとしたかを文化財などを手がかりにして学びます。
わが国の歴史と伝統に対する愛情を育みたいというのが学習指導要領のねらいになっています。
民主主義政治の理念や仕組みを学びます。根幹にあるのは、日本国憲法ですから憲法とその憲法に基づいて政治を行うための仕組みについて学びます。
但し、災害を防ぐためにどうするか、社会保障をどう実現していくかなど、具体事例を取り上げて学習を進めます。単に憲法理念を暗記させるものではありません。
近年の社会の動きは、グローバル化と情報化と端的にまとめることができるでしょう。5年生の産業学習の中で、情報化を取り上げ、6年生でグローバル化を取り上げます。
この時、単にグローバル化が進んだという事実認識にとどめず、異文化を持った人々とどう共生していくかなどについて深く考えさせることが、学習指導要領のねらいとなっています。
「もし自分が聖徳太子だったら」(小6 歴史学習)
文教大学の「社会科教育Ⅱ」の講義で、学生たちが作成したものです。
岡崎誠司さん(富山大学)が開発した「徳太子の授業」を元に、「意思決定力育成をめざす」授業プランを作るように受講生8人ほどに指示しました。個人個人が作成した指導案のうち、最もよかったものを基にして、今度は共同指導案をその8人に作成させました。
ここに乗せたのは、その共同指導案です。