先進校、授業参観~長野に行ったぁ~

信州大学附属長野小学校の研究会に3年生9名と出かけました。

 長野小学校の総合学習は戦前から有名ですが、今もその伝統は脈々と引き継がれているようで、すごい授業を幾つか見せてもらいました。

 一番心に残っているのは、5年生のものでした。学校の敷地内にある大きな池。これを5年生たちはきれいにする運動をしてきたようです。自分たちももちろんそのための作業をしています。この運動をこれからも続けていくべきか、またさらに下の学年に継いでもらうための働きかけをするべきか、について本音で話し合っていました。「やろうよ」論だけでなく「やめようよ」論も出せるところがすごいなあ、と思ってみていました。

 社会科では「今の備えで本当に大地震が来て被災したときに大丈夫なのだろうか」について、地域の防災施設の実態や地域の人々の意識調査を踏まえて話し合っている4年生の授業の迫力に圧倒されました。

 子どもたちの顔がわかる写真を載せられない時代になったので、授業の写真をここに掲載できないのが残念です。

 全校音楽集会もなかなかなものでした。ゼミ生たちのなかには、子どもたちがあまりにのびのびしていることに若干の違和感を持ったものもいて、「ああ、こういう見方もできるのだな」とゼミ生がどういう小学校教育を受けて来たか、なんとなく見えました。

 下の写真のうち、下段の3枚は善光寺とその近くにある西光寺を見学したときのものです。西光寺は今時珍しい「絵解き」を、住職の奥様が実際にやって見せてくれます。感動ものです。