教科教育原論

此処には、そもそも教科教育学とは何か。歴史学や地理学などと異なった社会科教育学独自の研究領域はどういうものか。そのためのアプローチとしてはどのようなものがあるのか、など、教科教育研究に携わるものが基本的に考えるべきことについての論考を集めた。


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二分法をこえて
本論は、教員養成カリキュラムを”教材研究―教科教育法”という2分法で構成するのは、教科(内容)について、根本的・批判的に考える力を育成しない、という主張に基づいて書かれている。ではどうすればよいか。それには,ある教科(たとえば社会科)に関する様々な教科論一その教科は,子と’もたちにどのような力をつけるべき教科なのかに関する体系だった,あるいは体系立っていない言説及び実践一の提示を講義内容の核とすればよいとし、それを「教科.カリキュラム研究」と命名した。これは,例えば「社会科とは何か」といった「教科論」
と「教科に関する知識社会学的研究_|の二分野からなる。
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実践的かつ批判的/創造的省察力の育成を核にした教員養成プログラムの実践
「二分法をこえて」と同じ、主張により、では具体的にどのような講義を行っているのか。学生のそれに対する反応はどのようになっているのかを論述したものである。
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